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うちの奥さんは、よく泣く人です。
怒って、とか、悲しくて、などの理由で泣くことももちろんありますが、そのほとんどは感涙。
毎日毎日、ちょっとしたことに共感しては、ぽろぽろと涙を流しています。

映画やドキュメンタリー番組を見る時はもちろん、ティッシュかハンカチが必須。
息子たちも感動して泣くことはママの趣味ってもう知ってるので、TVを見ていて予告などに「次は本当にあった感動の話!!」などのあおりを聞くや否や
『ママ!次、ママが好きな感動するやつ!!見な~!!』
と言って、奥さんをTV前に呼び付けます。
その時、ティッシュを傍らに持ってきてあげる気遣いまでが我が家ではデフォルトになっているという…。笑。


|歳を取るのって悪くない!
奥さんは、昔から涙もろい人だったけど、歳を重ねるごとに涙スイッチが入るまでのスピードと量が格段にアップしています。
『人は歳を取ると涙もろくなる』と昔からよく聞きましたが、本当ですね。
ぼくも、年々感動して胸がいっぱいになることは増えてますが、ちょっとしたことに感動しては泣いて、スッキリとデトックス?している様子の奥さんを傍で見ていると、感受性が豊かでいいなぁと思います。

歳を重ねると涙もろくなるのは、それだけたくさんの経験をしてきたから。思い出が増えたから。
そして、ちょっとしたことに共感して胸を震わせられる感受性を育んでこられたから。
ということ。
様々な経験をして心豊かに人生を送ってきた人じゃないと、毎日のちょっとしたことで度々感動することってできないですよね。


|想像力を身につけよう
子どもの頃は、自分のためにしか泣かなかった。
少し大きくなっても、泣くのは自分のためか、身近な仲間や友達のため。

だけど、大人になってたくさんの立場や場面を経験してきた中で、いろんな人のいろんな言葉や状況に思いをはせられる想像力が身につくと、まったく知らない他人のことででも、心を打たれて涙を流せるようになるんですね。
特に、女性は共感力が豊かなので、涙があふれることが多いのでしょう。
立場や環境の変化が男性よりも多いですし。

子ども時代、思春期の少女時代、大人の女性として社会と関わることになったころ、結婚して妻の顔をもったころ、子どもができるまでのころ、妊娠中、産後赤ちゃんを中心とした暮らしが始まった初心者ママのころ、子どもも手がかかる時期が過ぎ余裕を持って育児ができるママになったころ…
専業主婦のママとして、働くママとして、妻として、娘として、そして子を持つ母として…

うちの奥さんのことをちょっと考えただけでもこれだけの立場と経験を積んできてる。
そりゃ、自分の過去と重なることが増え、いろんな立場から物事や他人に共感することができるようになれますよね。


|大変だったことも振り返れば懐かしい
奥さんは長男が生まれてから1歳になるころまでの自分を思い出すと、可哀想で泣けてくると言います。
小麦、牛乳、卵、大豆、エビカニ、花粉、動物…とマルチアレルギーを持って生まれた長男。
その程度も今よりずっとひどかったので、授乳中は食事制限もしてたし、日中は湿疹を掻き崩さないように目が離せない。
夜は夜で、痒みで目が覚めるのか、1~2時間おきに起こされ、慢性的な睡眠不足。
とにかくストレスフルな毎日。
それでも、ストレスでいっぱいになってるのを認めたくない。
初めての子育てを楽しまなきゃ。前向きに楽しみたいのに、なんでこんなに余裕がないんだろう…そう思っては自分を情けなく感じてしまう。
そして、なんで自分の子どもはこんなに大変な赤ちゃんなんだろう…と愚痴りたくなっては、いやしんどいのは息子の方なのに、そんなことを思うなんて自分はひどいママだ…と自分を責めていたそう。

そんな、当時の自分を振り返って、『大丈夫だよ!』と言ってあげたいと。
子どもはちゃんと大きくなるし、夜まとめて眠れるようになったら体の疲れも回復して気持ちだって元気になる。
アレルギーの有無に関係なく、赤ちゃんとの暮らしでストレスを感じるのは仕方ないこと。
あなたは十分良く頑張ってるし、そんなに自分をダメに思って泣く必要はないんだよ…と。


|どんな経験も人間性を深める糧になる
どんなに大変で辛いと思う経験でも、時間が過ぎ乗り越えられた頃には、自分の内面を豊かにする糧になってくれています。
今のぼくたちもあの大変な時期があったからこそ、アレルギーだけでなく様々な理由でマイノリティの人たちに対して、以前よりも寄り添った感じ方や考え方をすることができるように成長しました。

だから、今、子育て以外でも、仕事や人間関係に悩んだり辛い思いをしている人も、どんな経験もただ辛いだけで無駄に終わるなんてことはない。その辛い状況が永遠に続くこともない。
これは自分の中の他者への理解と共感の引き出しを増やすためのステップなんだ…!と思って、自分の状況をちょっと客観的に見ながら感情的になりすぎずに乗り越えてほしいと思います。
(もちろん、これは自分にも言ってます。忘れないよう頑張ります…!)

そうして、いいことも大変なこともいろんな経験を積むことによって、歳を重ねるごとに、自分以外のことにでも心動かされていい涙を流せることが増えていく…、そんなより心豊かな人になっていきたいですね。

子供たちにも人の気持ちを想像する大切さをいつも伝えています。


***
奥さんの涙スイッチオンの早さは秒速です。
最近ならポカリスエットのCM見ると速攻で毎回泣いてます。



「私はまだなにものでもない。だから何にでもなれる」
からの
『自分は、きっと想像以上だ』で、涙ダバー!
「ほんとそうよ~。何にでもなれるよ~」と毎回子供たちに語りかけフィニッシュ。笑


あと、Taylor Swiftの『The Best Day』も、何十回って聞いてるだろうに、あるフレーズのとこに差し掛かると、毎回うっうっ…と涙を流してます。

♪I know you were on my side even when I was wrong
  And I love you for giving me your eyes
  For staying back and watching me shine
  
 わたしが間違ってても あなたは味方でいてくれた
 わたしが輝ける日まで 見守ってくれてありがとう

このパートまでの歌詞と、テイラーの生い立ち(いじめにあっていた)を知った上で聴くと、ぼくもグッとくる。
とても良い曲なので、聴いたことない方はぜひ聴いてみてください。

(↓和訳付きのものです) 
 



fathering is up to you
  

ファザーリング・ジャパン九州 事務局長
ママワーク研究所 事務局長
ファザーリング・ジャパン 会員
コヂカラニッポン 会員
switch 主宰

森島孝